ご挨拶
当社の強みは「丁寧、迅速、確実」をモットーにした試験体、試験機の製作であり、
どの様なお客様のニーズにもお応え出来るよう常に技術の研鑽を続けております。
また弊社は、2013年度と2019年度に戦略的基盤技術高度化支援事業(通称サポイン)に採択され、溶射と言う従来の技術を現代の技術に革新し、より緻密で膜の厚み方向へ成分をシームレスに変化させる事が可能な装置を開発し、自由に機能性を変更出来る技術を確立しました。
そして今年度(2023年度)には旧サポインから名前を変えた成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)に採択され装置内の熱源を検討し、更なる緻密化やより高融点材料への対応を進める事を計画しています。
そしてこの開発過程にて精密機械加工技術の向上、評価技術において、電界放出型の電子顕微鏡(FE-SEM)の技術者の採用を行い皮膜断面観察や後方散乱電子回折(EBSD)によるミクロな結晶方位や結晶系の測定技術の習得等、新規設備や技術の獲得を行って参りました。
この開発過程で得られた経験は、本業のものづくり技術の向上と、分析の請負など新たなセイワマシンへのエボリューションとしての活用を進めております。
R&Dは現在、為替の影響やウクライナでの情勢不安、中国による材料の輸出制限など、本来の研究要素以外でも制限を受けています。そんな中、複数テーマをパラレルで進めたいお客様にも寄り添うべく、研究開発テーマを設計から評価までオールインワンで請け負い結果を返す事業への展開を目指し、お客様の時間をワンランク上の作業により有効に使って頂く事で総合的なコストパフォーマンスの向上に寄与したいと考えています。